なこち青空市、2日目です(1日目についてはこちら参照)。 今日は出店者に芸術家のA子さん夫婦も加わりました。 このお二人も移住者です。 カパラという名のチャイの店を出店しました。

カパラとは頭蓋骨の事だそうです。 なので手作り看板にも頭蓋骨の絵が描かれています。
そしてさすが芸術家。 絵柄と言い、色合いと言い、これ1枚で東南アジアムードを上手に演出します。
そしてオープンの時間に間に合うように忙しくセッティングしたお二人ですが、この日は昨日に増して客足が鈍く、力仕事担当の夫君はすぐに手持ちぶさたになります。
そんな様子を見ていた私はすかさず彼をビールに誘います。 昨日、味を占めた朝ビールです。
こうなることを予測していた私はビールを二人分用意して来たのです。 そして準備が終わったことに乾杯します。 今日も朝から なこち した訳です。
そして彼が「お前は何を出店しているのか?」と聞いて来たので、「色々な遊びの店を開いている」と言い、ゲームに誘います。 彼はアメリカ人。 大統領の名にちなんでトランプをすることにしました。 スピードというゲームです。
”スピード”はアメリカにはないのか彼はルールを知りませんでした。 なので教え、練習もし、「もう大丈夫と言う」ので本番に移りました。 でも相手になりません。
「もう1回、もう1回」と言われるがままに挑戦を受けました。 でもやっぱり負けません。 負ける気もしません。
しかしとうとう1回負けました。 深手を負わないうちにやめるのが勝負師の鉄則。 貯金を吐き出さないうちに私はとっととゲームをやめることにしました。
再び暇になった私は2歳児(もう少しで3歳児)になるFき君と遊ぶことにしました。 彼は何やらお気に入りの車のタイヤに絆創膏を一生懸命貼っています。
何を思ってこのようなものを貼るのでしょうか? こちらの方が興味津々です。 そして見てて飽きません。
しかしうまく貼れません。 2歳児には少し作業が細かすぎるようです。 私が手伝います。
これに何の意味があるのかはわかりません。 しかしここは なこち。 物事に意味など求めてはいけません。 ただひたすら絆創膏貼りに向き合います。 なぜか心が落ち着いてきます。

すると後ろからM亜さんが声を掛けて来ます。 「そこの二人、無茶苦茶 なこち してる~」。 「理想的な なこち の過ごし方」だとも言って写真に収めてくれました。

そう言われてみればこんなにゆったりとした時間を過ごすのは久しぶりです。
祖谷に戻って4年半。 日々楽しいことを追いかけ、ひたすら前に進んで来ました。 結構多忙でした。 こうやって立ち止まった記憶がありません。 これはこれで至福の時間です。
すると今度はM亜さん、エルダーフラワーで作った飲み物を出してくれます。
エルダーフラワー? 老いた花? なんだそれ?
私は警戒心ばりばり。 いきなりは飲みません。 鼻を近づけます。 ハーブ系の香りです。
恐る恐る、口に含みます。 独特な香りと凝縮された甘みが口の中に広がります。
ごくんと飲み込むと、シロップの甘みが五臓六腑に沁み込んで行きます。 そして喉元に残るハーブのよい香り。 あぁ、幸せ。 再び なこち な気持ちが襲って来ます。

同様にエルダーフラワーを楽しんだカパラのA子さん。 M亜さんと、チャイだのハーブティーだの、飲み物の話で盛り上がり始めます。 そして「今年はビリヤーニにハマってる」と言う言葉が私の耳に飛び込んできます。
”あれ、意外。 A子さん、ビリヤードもやるんだ”。 私は思います。 ”ビリヤードやる人のこと、ビリヤーニと言うのか”。 そんなことも思います。
「ビリヤーニって何?」。 一応聞いてみます。
「インド料理ですよ、白毛馬さん」。 意外な答えが返ってきます。 しかも、ビリヤーニではなくて、ビリヤニ。
なんだ、そっちか。 それだったら知ってたのに。 ウソです。
祖谷への移住者は東南アジア好きな人が多いようで、あちらの食べ物で話が盛り上がり始めます。
そこにJ子さんや地元の食通3人(来客)が参戦。 チャイやベーグルなどを楽しみながら、なこちの午後を楽しみます。 みんな集まってワイワイガヤガヤ。 これも なこち な過ごし方です。

そう言えば、香川県から夫婦らしきカップル2組も来てくれました。 なこちには何度も足を運んでいるリピーターらしく、楽しみ方をよくご存じでした。
M亜さんの料理を味わったり、A子さんのチャイを頂いたり、手作りマグネットを購入したり、私のクイズに挑戦したり、景色をぼぉ~っと眺めたり。 3時間ほどゆっくりしていかれました。
そしてさすがはなこち通。 奥さんに至っては座敷で昼寝までしていました。
素晴らしい! 奥さんが素晴らしいのか、そうさせるなこちが素晴らしいのか、それともその両方が素晴らしいのか?
いずれにしても、私はまだまだ なこち初心者。 ここまでは心を解放できていません。 なこちの奥深さを知らされます。

と言うことで、なこち青空市。 来年もこんな感じで開催されると思います。 またお彼岸の頃でしょうか。
場所はこちらで示した通り。 冒頭の写真が入り口で、階段に残された子どもの手形があればそこがなこちです。
是非一緒に なこち を極めましょう!

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