紅葉シーズンが近づいて来ました。観光客の皆様向けに祖谷の紅葉スポットを紹介したいと思います。とりあえずは入門編だと思ってください。
※地元の皆さん:「他にもこんなのあるよ」などの情報がありましたらまた教えてください。 続編の参考にしたいと思います。
祖谷の紅葉の楽しみ方
祖谷の紅葉は自然のものです。京都の庭園のような計算しつくされた美ではありません。特に黄色系が多く、紅葉だけに注目すると”それほどでも?”と思うかも。
しかし祖谷には50kmに及ぶ美しい渓谷があります。渓谷と紅葉が様々にコラボして私たちを楽しませてくれます。そこが祖谷の醍醐味です。祖谷の紅葉はそのような観点で楽しんでいただければと思います。
※例えば、”祖谷の紅葉って綺麗ですか???”参照
紅葉スポット(マップ)
①大歩危、 ②藤川谷三段淵、 ③祖谷渓、 ④小便小僧、 ⑤ひの字渓谷、 ⑥龍宮崖公園、 ⑦マンプ、 ⑧落合峠、 ⑨平谷の治山堰堤群、 ⑩奥祖谷二重かずら橋、 ⑪見ノ越、 ⑫剣山
大歩危

(2023.11.29)

(2023.11.29)
一枚目の写真は大歩危峡の紅葉です。大歩危峡まんなかから国道沿いを下流に徒歩で進みます。5分ほどでこのような景色のよいところに行き当たります。写真スポットです。
二枚目は藤川谷の三段淵というところです。淵とモミジのコラボが見事です。こちらも大歩危峡まんなかから歩いて5分ほどです。場所は冒頭のマップを拡大してご確認ください。
<アクセス>
四国交通バス祖谷線にて”大歩危峡”下車、 または JR大歩危駅から徒歩24分
祖谷渓

(2024.11.17)

(2024/11/25)
県道32号線(国道32号線ではない)の池田町出合という集落から西祖谷山村一宇という集落までの20km、民家は1軒もありません(商業施設は1軒あります。ホテル祖谷温泉です)。
この20km区間は長い祖谷渓谷の中でも別格。あまりの厳しさに人が住んでいません。 結果、豊かな自然が残り、”祖谷渓”と呼ばれて多くの人から親しまれています。
<アクセス>
公共交通手段はなく、マイカー、レンタカー、タクシーでしか行けません。
マイカーやレンタカーの方は、往路は大歩危周り、復路は祖谷渓周り、とルートを変えると両方の紅葉が楽しめます。
ひの字渓谷・小便小僧

(2024.11.17)

(2024.11.6)
ここも祖谷渓の一部ですが、別出しで紹介します。
小便小僧は200mに及ぶ断崖絶壁の上に立ちます。ひの字渓谷は大きくせり出した山がド迫力です。どちらも渓谷美と紅葉に加え、スリルとスペクタクルを味わえます。各サイトの詳細はこちらならびにこちらを参照ください。
<アクセス>
・お車で行かれる場合は道が細いので対向車にお気をつけください。車は観光サイト近辺の道が広くなっている部分で駐車できます。
・公共交通手段ご利用の方はホテル祖谷温泉行きの四国交通バスが使えます。ひの字渓谷はその途中にあり、車中から眺めることになります。小便小僧は終点(ホテル)から歩いて5分程のところにあります。
・祖谷温泉行きバスの時刻表はこちらです。バスを使う場合は、10:49着→13:55発、13:52着→16:37発のどちらかになると思います。いずれも3時間ほど時間をつぶす必要がありますが、ホテル祖谷温泉の日帰り温泉がお奨めです。詳細はこちらまたはこちら。片道30分ほどかかりますがひの字渓谷まで歩くのもよいかも知れません。
・ホテル祖谷温泉に宿泊される方はホテル専用のシャトルバスもあります。詳細はこちら。
龍宮崖公園・マンプ

(2022.11.8)

(2022.11.8)
祖谷渓と並んで紅葉スポットとして人気が高いのが龍宮です。高さ70mの吊り橋から見る秋の渓谷美は壮観です。
更に3分程上流に歩くとマンプがあります。100年前、道路を作っている際に上記写真のような岩の屋根が残りました。それが今も残っています。岩の屋根と紅葉が醸し出す構図が絶品です。
<アクセス>
・龍宮橋の袂が広くなっています。お車でお越しの方はそこに駐車ください。
・公共交通手段の方は、四国交通バス東祖谷線の”尾尻”で下車します(時刻表はこちら。東祖谷線の方です)。そして龍宮トンネルの脇の道を下流に進むとまずマンプ、次に龍宮崖の吊り橋に行き当たります(グーグルでは”東祖谷の吊り橋”と出ます)。途中左に下る道がありますが、そちらには行かないでください。そちらは対岸への道です。
・バス待ちで時間を持て余す場合は、龍宮崖公園観光案内所でくつろぐか、橋の下の川まで降りてみるのもよいと思います。
落合峠

(2022.10.29)
「今年の落合峠の紅葉はどうだろう?」
地元の人が常に気にかけ、話題に上るのが落合峠の紅葉です。それくらい、地元でも別格という事です。
落合峠の詳細はこちらをご参照ください。
<アクセス>
残念ながら公共交通手段はありません。お車の方のみどうぞ。ちょっと遠いです。
平谷の治山堰堤群

(2023.11.8)
地すべり対策のために作った堰堤群と紅葉が何とも言えないハーモニーを醸し出しているところです。
地すべり地帯につき杉は植林されず、自然林がたくさん残っています。だから紅葉がきれいです。詳細はこちらを参照ください。
※紅葉シーズンはガイド業が多忙でよい写真がありません。。。
<アクセス>
・本サイトの上流側に少し広い場所がありますので、お車でお越しの方はそこに停めてください。
・公共交通手段の方は期間限定*の市バスをご利用ください → 時刻表・かずら橋剣山運行早見表.pdf
*4/5~11/24の土曜・日曜・祝日、4/19~5/6 & 7/5~8/31 & 10/1~11/4の全日
・ただし平谷の治山堰堤群では停車しませんのでバスの中からの見学となります。奥祖谷二重かずら橋または剣山への途中で見ることになります。場所はこちらを参考にしてください。
・市バスの始発は”久保”で、そこまでは四国交通バス東祖谷線で行く必要があります。バスを乗り継ぐ必要があるということです。
奥祖谷二重かずら橋

(2025.4.12)
大自然の中にある奥祖谷二重かずら橋。かずら橋と自然のコラボが絶品です。特に左手前にあるモミジ。この紅葉越しに撮るかずら橋が最高です(なのですが、なぜか紅葉の写真がありません。。。ネットを検索いただくとたくさん出てきます。。。)。
奥祖谷二重かずら橋の詳細はこちらを参照ください。
<アクセス>
・お車の方は奥祖谷二重かずら橋専用の駐車場がありますのでそこをご活用ください
・公共交通手段の方は期間限定*で市バスが走っています。”二重かずら橋”で下車してください
→ 時刻表・かずら橋剣山運行早見表.pdf
*4/5~11/24の土曜・日曜・祝日、4/19~5/6 & 7/5~8/31 & 10/1~11/4の全日
・市バスの始発は久保という集落なので、そこまでは四国交通バス東祖谷線で行く必要があります。バスの乗り継ぎが必要です。
・時刻表によると、”10:52奥祖谷二重かずら橋着→15:13奥祖谷二重かずら橋発”、または”13:50奥祖谷二重かずら橋着→15:13奥祖谷二重かずら橋発”のどちらかの選択になりそうですね。1時間程度でも十分楽しめます。更に時間がある方は公園内の遊歩道を楽しんだり、丸石パークランドで食事をしたりできます(ただし開いているか事前確認要。0883-88-2768)。
剣山・見ノ越
冒頭で祖谷の紅葉は黄色系と言う話をしましたが、剣山は例外です。ダケカンバやナナカマドなどの燃えるような紅葉が見られます。登りやすい山でもありますし、是非紅葉シーズンの剣山をお楽しみいただければと思います。
が、残念ながらこちらも写真がありません。徳島新聞社提供の動画をご参照ください。
剣山に向かう道中も油断しないでください。民家がなくなる標高1,000m過ぎから剣山登山口の見ノ越まできれいな紅葉が車窓を彩ります。ゆめゆめ居眠りなどされませんように。
<アクセス>
・お車でお越しの方は剣山登山口周辺に駐車場がたくさんあります。
・公共交通手段の方は期間限定*の市バスで終点まで行ってください。
→ 時刻表・かずら橋剣山運行早見表.pdf
*4/20~11/24の土・日・祝日、および 4/20~5/6 & 7/6~8/31 & 10/1~11/4の全日
・時刻表を見ると、11:10着→14:55発でしょうか。健脚の人ならばリフトを使って3時間で頂上まで往復することは可能です。
・市バスの始発は久保という集落なので、そこまでは四国交通バス東祖谷線で行く必要があります。
紅葉シーズン
祖谷の中は標高差が大です。300m~1,000mは当たり前。峠や山を含めると1,500m前後になります。したがって紅葉シーズンは場所によって異なります。感覚的に言うとおよそ以下の感じです。
10/M~剣山&落合峠、 10/E~見ノ越、 11/B~奥祖谷二重かずら橋&平谷の治山堰堤群、11/M~その他
ただし(当然ですが)年によって変わるのでご注意ください。速報は”旬の情報/季節の情報”に掲載予定ですので参考にしていただければと思います。
また上記掲載の写真の下に撮影日も記載していますのでそちらもご参考にしてください。
と言う訳で、本記事で紹介した場所がすべて一斉に紅葉する訳ではありませんが、逆に言うと、秋ならいつ訪れてもどこかは紅葉しているということになります。
アクセス
以上、紅葉スポットについて紹介しました。公共交通手段によるアクセスについても記載を入れましたが、自家用車かレンタカー、またはツアーで来られるのが一般的かと思います。
旅行会社が企画するツアーでもたくさん来られています。 お奨めは何かと聞かれたら、よく乗り込みガイドの依頼が来る下の2社になります。下記サイトにアクセスし、”祖谷”で検索してみてください。
クラブツーリズム: クラブツーリズム|海外旅行、国内旅行、バスツアー、旅の友
ユーラシア旅行社: 国内ツアー|ユーラシア旅行社
以上、祖谷の紅葉について紹介させていただきました。
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