祖谷でツアーガイドをしているときに、野生動物に出遭うとお客様は大変喜ばれます。「それならば」と昨年から野生動物に出遭うたびにこちらに記録を残すようにしました。
私がたまたま出遭ったものばかりなので、統計的な意味はあまりないかと思いますが、せっかくなので昨年1年間の情報をまとめてみました。

これは1年間の目撃回数をまとめたものです。合計37回出遭いました。 月平均で3回程度、確率だと10%と言うことになります。
観光シーズンの4~5月、10~11月だと、4カ月で計13回で、やはり10%程度です。
が、5月に限れば31回中8回、確率が25%に跳ね上がります。 野生動物との出遭いを期待するなら5月が狙い目でしょうか。 出遭った動物もサル3回、シカ2回、タヌキ2回、ハクビシン1回と多様です。 ただし、今年も同様な傾向を示すかどうかは不明です。
なお、カウントの仕方ですが、番いに出遭っても、群れに出遭っても、1回としています。 純粋に回数だけをカウントしている訳です。

これは場所別の目撃回数を示したものです。
さすがは平家の落人屋敷。 人気のない場所にあるせいでしょうか。 平家屋敷阿佐家住宅へのルートが1位でした。 シカ7回、サル1回と、殆どがシカの目撃です。
2位の栗寄の大カーブ周辺、3位の平家屋敷民族資料館周辺での目撃は殆どがサルです。 この辺りはサルの縄張りになっているようです。

目撃した動物を種類別に分けると上の通りです。
圧倒的にサルとシカが多いです。 タヌキとウサギも潜在的にはたくさんいると思います。 なぜなら雪の朝、足跡がたくさん残っているからです。 でも昼間に出遭うことは稀です。
他に、日本カモシカとイノシシにもよく出遭うのですが、2025年は一度も出遭いませんでした。

先ほども書きましたがサルは縄張りを作るのでその場所を頭に入れておけば見つけられる可能性が高くなります。 という事で、サルを目撃した場所をまとめてみました。
先ほど紹介した2つの場所以外にも、祖谷のかずら橋周辺、東祖谷歴史民俗資料館周辺などの観光地でも見ることができます。 人が多いので滅多に姿を現しませんが出遭えたらラッキーですね。
なお、サルが観光客に悪さをしたり危害を加えたりしたという話は聞いたことがありません。 ご安心ください。 ただし、餌付けなどの行為は厳禁です。 単に眺めるだけでお願いします。

これは猿を目撃した回数を月別で示したものです。 8月以降、回数が減っていますが、年の前半は満遍なくみられています。

こちらは鹿です。圧倒的に冬が多いです。
鹿は害獣に指定されていて仕留めると補助金が出るのですが、冬はその額が減るそうです。 だから猟をする人が減って鹿の数が増える、と、とある猟師さんが言っていました。
いずれにしても、観光シーズンに鹿に出遭うのは難しそうです。 しかも夜行性ですし。

出遭ったことは一度もありませんが、ガイドをしているとよく質問が出るので熊の話もしておきます。
祖谷には熊もいます。 剣山系に少なくとも26頭が存在すると昨年発表されました。 四国では熊は絶滅危惧種であり保護対象です。
人慣れはしていないので、本州や北海道で起こっているような事故は起きていません。 山ばかりなので人里に降りてくる必要はありませんし、そもそも生息数が大変少ないです。
ただ、出遭わないとも限りません。 万が一出遭った場合の対処法は頭に入れてはいます。
以上、野生動物目撃情報についてまとめてみました。
ちなみに、ご紹介しているものは観光ルート上で出遭ったもののみです。 私の自宅周辺を含めるともう少し増えます。 例えば、冒頭の写真は我が家の物干しで撮影したものですし、夜はよくサルが騒いだりもしています(仲間割れ?)。


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