先週は ”車で回る初めての大歩危・祖谷” について紹介しました。レンタカーや自家用車で回る人に向けて書いたのですが、公共交通手段を用いて来られる方もいらしゃいます。と言うことで、今週は ”乗合バスを用いた大歩危・祖谷の楽しみ方” について紹介します。
ただし祖谷のバスは本数が限られており、公共交通手段だけでは思うように回れません。しかしそこに徒歩を入れれば一泊二日でも結構回れます。本日はその推奨コースについて紹介します。前提条件は以下の通りです。
・朝の比較的早い時間に出発し、翌日の夕方までを大歩危・祖谷で過ごす
・庶民的な料金の下記3宿のどこかで宿泊する
旅の宿奥祖谷、龍宮崖コテージ、Guesthouse KAZURABASHI(以下単に”ゲストハウス”)
なお、祖谷で利用可能な乗合バスは四国交通と市営の2つです。使用したダイヤはこちらとこちら、運賃はこちらとこちらです。いずれも2026年2月現在のものです。
1日目
8:16にJR阿波池田駅を出る祖谷線久保行のバスがあります。これに乗ってください。JR大歩危駅から乗るなら8:58です。このバスで一気に奥祖谷まで行きます。最初の目的地は ”かかしの里” です。
※このバスに間に合わない方は3時間後の11:16阿波池田駅発のバスしかありません。このバスに乗られる場合は、本記事記載の1日目訪問先のうち、かかしの里、落合集落、京上集落のいずれかをあきらめれば同様なプランが組めます。前述のバスのダイヤを参考にご自分でプランを組んでください。なお、この場合はそば道場で昼食を摂る時間はないので、予め済ませておくか、持参してどこかで摂るかになります。

バスは10:16に終点の”久保”に着きます。ここで市営バスに乗り換えです。10:20発なので待ち時間は殆どありません。

天気がよくて他のお客様の迷惑にならなさそうであれば、”虹の谷” で「1分ほど下車させてください」とお願いしてみてください。聞き入れてもらえばラッキー。虹の写真を楽しめます。きっと今日は良い日になります。

10:45に ”かかしの里” に到着します。まずはこの場所をお楽しみください。楽しみ方については ”かかしの里”を歩いてみました(写真集)” も参考にしていただければと思います。
次のバスまでは52分あります。ゆっくり楽しめると思います。

次に11:37発の市営バスで戻ります。 12:07に ”落合橋” に着くのでここで下車して昼食を摂りましょう。 橋の脇に ”そば道場” という店があります。是非、名物 ”祖谷そば” をご堪能ください。
※木曜日が定休日です。運悪く木曜に当たった人は昼食をご用意の上、祖谷に入ってください

そば道場は落合という集落に位置します。 白川郷同様、伝統的建造物保存地区に指定されている ”落合集落” です。 対岸の “落合集落展望所” に行くとその全貌を見ることができます。 食事が終わったらそこに向かいましょう。 ただし、バスは通っていません。 徒歩になります。
グーグルマップの目的地を ”落合集落展望所” にセットしてください。 あとは指示に沿って歩くだけです。 距離は2.1kmですが上り坂なので45分位かかるでしょうか?
13:30頃には到着すると思いますのでそこでゆっくり景色をお楽しみください。 落合集落の展望の仕方については ”落合集落はどのように眺めればよいか?” というタイトルで3部作を作成しております。 よかったら参考にしてください(その1、その2、その3)。

景色を楽しんだら目的地を ”東祖谷学校” にセットして歩いてください。 途中までは来た道を戻ります。 2.9km程で学校に着きます。 下り坂なので40分くらいでしょうか。 橋を渡って対岸に出ると ”学校前” というバス停があります。
が、たぶん、このとき時刻は14:00過ぎ。 適度なバスはありません。 この際なので歩いちゃいましょう。 目的地を ”東祖谷歴史民俗資料館” にセットしてください。 距離は2km程、30分もかからないでしょう。

15:00前には歴史民俗資料館に到着すると思います。 次のバスは17:00。 たっぷり時間はあります。 この集落は ”山の上の京” と言う意味の ”京上”。 平家と一緒に落ちて来られた安徳天皇が最初に宮殿を建てられた集落です(宮殿は今はありません)。 是非、いろいろ見てみましょう。
おすすめは、歴史民俗資料館、やまがら文庫、京上集落散策の3点です。 歴史民俗資料館の閉館は16:00なのでまずはその見学がおすすめです。 京上集落散策の仕方についてはまだ記事化していないので追って作成してリンクをはっておきますね。

さて、そうこうしているうちにバスの時刻です。 そろそろ宿に移動しましょう。 旅の宿 奥祖谷に宿泊される方はそのまま徒歩で大丈夫です。 京上集落の中心地にありますのですぐわかります。 ここは祖谷郷土料理が自慢の宿。 是非料理ならびにおかみの祖谷トークをお楽しみください。 聞きたいことは何でも質問しちゃいましょう。
龍宮崖コテージやゲストハウスに宿泊の方は17:00京上発のバスに乗ってください。 京上中や京上下で乗っても結構です。
龍宮崖コテージ宿泊の方は17:07分に尾尻というバス停に着くので、そこで降りてコテージまで歩きます。 看板が出ているので道はわかると思います。 が、まだ明るいはず。 是非龍宮崖公園を散策しましょう。 そのルートはこちらに記載しています。 なお、龍宮崖コテージの食事は持ち込み制ですのでご注意ください。
ゲストハウスに宿泊の方は17:25に ”かずら橋” に着くと思いますのでそこで降りて宿に向かってください。 宿は停留所から少し上流側に戻ったすぐ近くにあります。 ここからかずら橋までは徒歩5分ほど。 是非ライトアップされた夜のかずら橋もお楽しみください。

そば道場で食事をした後、落合集落展望所には行かず、落合集落の中を散策するという手もあります。 おすすめは 桃源郷祖谷の山里 ”天一方” まで登って、上から下るルートです。 上の写真のような景色が見られます。
里道の登り口は少しわかりにくいのでそば道場で聞いてください。 あとはグーグルマップを片手に上へ上へと登れば大丈夫です。
目的地は ”天一方” としてください。 里道はルートマップには出てきませんので、目の前の里道と、グーグルマップに出てくる位置情報を頼りにひたすら登ってください。
ただし行くのは天一方の手前まで。 天一方は民間の宿です。 敷地内に入るとお客様の迷惑になります。
次に下りです。 天一方の手前に集落を真下に降りる里道があります。 そこを使います。 途中こちらに記載している景色が色々楽しめると思います。 同ブログで紹介している神社は “三所神社”、お代官さんの家は ”長岡家住宅” と言います。
天一方までの登りが1時間、あとはあちこちに寄りながら下って2時間、計3時間程度のルートでしょうか。 もちろん、上りの際にあちこちよるのもOKです。 上りは標高差が200m程ありますのでむしろその方がよいかも知れません。
また往路・復路のどちらかは車道を歩くのもよいかも知れません。 車道についてはグーグルマップでルートが出てきますので、その情報を頼りにご自分で計画を立てて進んでください。
そして落合集落内散策を終えるとだいたい夕方。 バスにちょうどよい時間です。 里道を降り切った辺りに落合というバス停があります。 16:48落合発のバスに乗車ください。 後は前述の通りです。
2日目
2日目です。 朝一番の四国交通バスに乗ります。
旅の宿奥祖谷に宿泊された方は8:30京上発、龍宮崖コテージに宿泊された方は8:37尾尻発または8:39和田上発に乗って ”かずら橋夢舞台” に向かいます。 9:00に到着するはずです。 ゲストハウスに宿泊された方はそのまま徒歩でかずら橋に進んでください。
そしてまずは ”祖谷のかずら橋” をお楽しみください。 楽しみ方についてはこちらを参考にしていただければと思います。 時間に余裕がありますので、是非河原にも降りて楽しんでください。

かずら橋を楽しんだら、バスで ”ひの字渓谷” に向かいましょう。 10:35にホテル祖谷温泉行きが出ます。
このあと、食事をするところがありませんので、かずら橋で昼食代わりになるものを購入するのがおすすめです。 アメゴ(アマゴ)やアユの塩焼き、デコマワシは持ち運びも可能です。 夢舞台は三好市で一番大きな土産売り場なので、ここで何か腹持ちのするものを買うのも一つです。

”ひの字渓谷” に到着です。 10:44のはず。 雄大な景色をお楽しみください。

ひの字の景色を楽しんだらここから “小便小僧” まで歩きます。 距離にして2.8km、約40分です。 11:30頃には着くと思います。

小便小僧を楽しんだら13:55のバスまで時間があります。 どこか景色のよいところで昼食を摂ったり、日帰り温泉を楽しんだりするのがお奨めです。 日帰り温泉については詳細をこちらに記載しています。 私の体験談ならこちらです。

小便小僧・祖谷温泉を堪能したら13:55祖谷温泉発のバスで大歩危峡に向かいます。 14:43に到着します。 あとはこの旅のクライマックス”大歩危” を楽しんでください。 遊覧船が出ていますし、地下1階には ”とこじお” と言う三好ジオパーク情報発信拠点もあります。 外を歩けば妖怪ロードもありますし、単に景色を眺めるもよしです。
大歩危を楽しんだ後は、15:38または18:13の四国交通バスで阿波池田まで行くか、徒歩で大歩危駅まで移動するかです。 大歩危駅までは1.8kmです。 バスを利用したい方は16:02、17:02に四国交通バスが出ています。
工程案のまとめ
最後にここで説明したタイムスケジュールをまとめておきますね。
【1日目】

【2日目】

以上です。 参考になれば幸いです。


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