私は会社生活の殆どを結構ハードな部署で過ごしましたが、最後はご褒美でしょうか、人間らしい生活が送れる部署に異動させてくれました。
そして睡眠時間が一気に増えた私は、適正な睡眠のとり方がわからず、時に寝すぎて、寝付けない時期などありました。
そんな時、子供の頃は羊の数でしたが、「どうせなら少しでも役に立つことを」と思い、山手線の駅名を順番に言ってみたり、都道府県名を北から言ってみたりしました。
そのうち両方ともスラスラ言えるようになってしまったため、あいうえお順で言ってみたり、逆回ししてみたり、バリエーションを変えてみます。
しかしそれもあまり長持ちはせず、ネタが無くなった私は世界に乗り出すことにしました。 韓国→北朝鮮→中国、という具合に、世界地図を朝鮮半島から順に海岸沿いを西に流していくことにしたのです。
これはよい暇つぶしになりました。 なじみのない国々。 しかも順番を間違えてはいけません。 なかなか覚えられませんでした。

しかし前進がないとだんだん空しく感じ始め、少しずつ工夫をし始めます。
最初の3つは、ベトナム、カンボジア、タイ。 「全部食べ物に似た名前だなぁ」などと思い始めます。 ベトベトのナン、かぼちゃ、鯛。 食の国中国の隣だし「食べ物で覚えればいいや」と思います。
次は、マレーシア、ミャンマー、バングラディッシュ、インドです。 マレーシアは中学時代、真似-シアなどと言っていたのを思い出します。
言い争いする際、人の真似ばかりする友達がいて、「マネーシア」と言って反撃しました。 でも相手の作戦は人の口マネ。 結局、互いに「マネーシア」を言い合う不毛の争いに陥りました。
話を戻します。
ミャンマーも、バングラディッシュも、インドも、国名の中に ”ン” が付くことに気づきます。 「あっ、同じだ。マネーシアだ」。 そう考えて覚えます。
次は、パキスタン、イラン、です。 この両国も ”ン” が付きます。 ただし位置が”末尾”に移動します。 でも依然マネーシアです。 変形マネーシア。
それにしても素晴らしい。 兼ねてより懸案だった ”バングラディッシュとパキスタンはインドのどっち側?問題” がこれによって解消しました! 私は密かに感動します。
ちなみに、この両国の内陸側には、アフガニスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタンがあります。 すべて変形マネーシア。 変形マネーシアのルツボです。

次は、イラク、クエート、です。 残念、”ン” が途絶えます。 でも大丈夫。 イランの隣がイラク、頭2文字がマネーシアです。 更にクエート。 イラクから尻取りで続きます。 マネーシアです。 ちょっと苦しいですが記憶には残ります。
そしてアラビア半島。 サウジアラビア、UAE、オマーン、イエメン、そして再びサウジアラビア。 マネーシアが完全に途絶えます。
しかし大丈夫。 何やらおしゃべり好きな半島に見えてきます。 あらびゃ~、言うえぇ言い、おまんが言えめん、あらびゃ~。 何か言いにくいことを二人で言わせごっこしているようです。
※西阿波では”お前”のことを”おまん”と言います。祖谷では使いませんが。

以上、しようもないことを書きました。
最近、ホルムズ海峡のニュースが多いのでつい書いてみました。 でもこれをマスターすればニュースの理解度が上がります。
パキスタンが仲介に入ったと聞けば「あ~、マネーシアでつながるお隣さんだもんねぇ」 とか、サウジが原油を紅海に輸送すると聞くと ”あらびゃ~、サウジはペルシャ湾と紅海の両方に接しているもんねぇ” とか思えます。 ホルムズ海峡がイランとUAE・オマーンの間にあることもわかっているので、今回の戦争でオマーンが鍵になることも当たり前に理解できるようになります。
それと、ひょっとしたらですが、このしようもない話は受験にも役立つかもです。 受験生が近くにいらっしゃる方、是非教えてあげてください。 馬鹿にされたら、そこは自己責任でお願いします。
※写真は昨年撮影した大阪関西万博のものです。ブログの内容とは直接関係ありません。

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