ブラックボックスという言葉はご存じと思います。中身が分からないことです。
会社勤めしていた若い頃、私は電子回路設計と言うものに従事していました。具体的には、特殊な回路を設計して他の人に提供するという仕事でした。
この回路、特殊だったので相手から見るとブラックボックス。なのでトラブルがあるたびに私の回路が疑われました。
呼び出され、厄介者のように言われ、解析させられ、私の回路が原因ではないことを証明する日々が続きます。
人間、どうしても得体の知れないもの(ブラックボックス)を怖がり疑います。
それは仕方がないことと思いつつ、根拠もなく疑われ、走り回らせられることにはいささか閉口もしました。それ以来、ブラックボックスという言葉に少し敏感です。

「冬の祖谷は怖くて立ち寄れない」。12月を前にそんな声を時々耳にするようになりました。何やらとてつもない厳寒地帯のように思われている節があります。
これも冬の祖谷をご存じない、すなわちブラックボックス化しているせいと思います。そこで、本日は冬の祖谷について紹介してみたいと思います。

冬の祖谷。雪は降ります。積もりもします。でもずっと積もっている訳ではありません。
昨年度で言うと積雪30~40cmくらいの大雪は4回ほどでした。雪自体が降った日は30日程ありますが、大きく積もることはありませんでした。
※詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。昨年度の祖谷の雪の状況です。私が住んでいる標高500m辺りの話です。
30~40cm積雪した時でも幹線道路はすぐにブルドーザで除雪してくれます。なので出勤時間帯にはだいたい除雪されています。
迂回路、市道と言った幹線以外の道路はその次に除雪されます。なので出勤時間帯には間に合いませんが、そこそこの時間には除雪されます。
と言うことで冬の祖谷。スタッドレスタイヤさえ履いていればまったく問題はありません。
車は四駆が望ましいですが、冒険をしなければ二輪駆動でも問題ありません。実際私の車は四駆ではありません。
と言うことで、近場の人は大雪の翌日などを狙って祖谷に来て見るのもよいかも知れません。下のような雪景色が楽しめます(更に祖谷の雪景色の醍醐味を味わいたい人はこちら)。

大雪でなくてもOKです。こんな感じの雪景色も心が癒されます。雪は青空とよく合います。

雪がなくても雪景色は楽しめます。山の上の方が冠雪しているからです。山の稜線を追ってドライブするのも楽しいです。

冬は木の葉が落ちるので、冬ならではの景色が見られる場所もあります。
例えば、奥祖谷二重かずら橋。
対岸に滝がありますが、通常は遠望できません。木の葉に隠れるからです。
しかし冬だとはっきり見えます。かずら橋と滝を1枚の写真に収められます。お薦めです。
※冬は奥祖谷二重かずら橋の受付業務はなくなりますが、中に入ることは可能です。

他にも、虹の谷。冬は太陽の角度が低くなるので虹がきれいにみられる可能性が高まります。平谷の治山堰堤群も手前の木の葉が落ちるのでその全貌を眺めることができます。雪が積もっていれば更に絶景です。

と言う感じで、冬は敬遠されがちな祖谷ですが、この季節ならではの景色もあります。是非一度は冬の祖谷もご訪問ください。
私も色々徘徊してみて、またきれいな景色があればお届けしたいと思います。
なお、冬の祖谷は必要以上に恐れることはありませんが、やはり注意は必要です。特に路面凍結には最新の注意を払ってください。
よく事故が起こるのは橋です。橋の上はよく凍結しています。そして出入口は大抵カーブしています。高速で入ったり、出口で急なブレーキを踏んだりすると事故のもと。くれぐれも慎重に。

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