阿佐尻という山に行って来ました。
高齢者でも気軽に登れ、色んな山が見渡せる見晴らしのよい所。 そんな噂を聞いた集落の高齢者さんが行ってみたいと言うので調査に行きました。 それが目的です。
加えて、東祖谷ジャーニーランの主催者さんが山をコースに入れられないものか?とも考えておられ、その下見も兼ねました。
場所は京柱峠付近。 国道439号線と住民の生活道が出合う場所があります。 そこから数100m国道を上に行ったところに分岐があります。 下の写真です。 ここを右に大きく曲がって入ります(すべて下流側から来た場合の話です)。

下に示す標識や看板を目印にすれば間違えることはないかと思います。 林道”阿佐尻線”の起点とあります。


先に進むとススキで囲まれた道に出ました。 ススキの中を通ります。 結構長く続きます。 高齢者の皆さん、喜びそう! ジャーニーランにも打ってつけ!
※実はここは市が育てている茅場。全体の景色を見たい方はこちらをどうぞ。

ススキの穂の隙間から山の景色も楽しめます。 これは天狗峠。

続いて広葉樹ゾーンに入ります。 びっくりするほどの落ち葉でした。 高齢者の皆さん、喜びそう! ジャーニーランナーさん、落ち葉に埋もれて遊びそう!

更に続きます。 タイヤのスリップが心配なほどの量でした。 ここは本当に広葉樹だらけ。

こんなところに到着しました。 ちょうどよい感じの広場です。 ここに車を置いて歩くことにしました。 左奥に見える道を進みます。 入口からここまでちょうど3kmでした。

ちなみにですが、ここからでも山の景色が楽しめました。 東方面限定ですが、天狗峠、三嶺、塔丸、亀尻峠が見えました。
亀尻峠の手前下が阿佐集落。 平家落人伝説の本丸です。 その端に位置する意味合いでここを”阿佐尻”と呼ぶのでしょうか?

左奥の道は下の写真の感じでした。 落石もあり、車では入れません。 車を置いてきて正解でした。 傾斜は緩く、高齢者でも歩けそう。 ジャーニーランは全く問題なしです。


下の写真の場所に到着しました。 正面の小高い山が阿佐尻山のようです。 駐車場からここまで5分程度でした。

ちなみにここからは高知方面(南方面)の山が見えました。 鉢ケ森(1270m)、茂ノ森(1152m)が見えるようですが、起伏が小さく、識別できませんでした。

先ほど見た小高い山の麓に来ました(下の写真)。 やはりここが登山口!
地元の人が手入れもしているようで、こんなきれいな花(実?)もありました。 足元にはドウダンツツジっぽい低木も沢山植わってました。
足が悪い高齢者さんはここまででしょうか? ここでも十分景色や花が楽しめそうです。


登山道はこんな感じでした。 近隣の人たちが手入れしているようで問題なく登れました。 ツツジもたくさんあり、春は凄そう!と思いました。

こんな植物にも出合いました。ウメモドキでしょうか?
空気がきれいな所でしか生きられないそうです。

それとこんなのも。 鹿の食害です。 鹿がいなければここも笹原だったのでしょうか?

頂上到着です。 登山口から10分ほどで着きました。 標高は1,374mとありました。

景色は噂通りでした。
まずは北側、西祖谷方面です。 国見山と中津山の存在感が際立っています。 西祖谷の皆さんが大切にしている理由がよくわかりました。 2つの山の間を祖谷川が流れています。

上記景色から北東に視線を振ると寒峰と矢筈山が見えます。

更に東を見るとここからも塔丸~天狗峠の景色も眺められます。

集落もよく見えます。 例えば、釣井、小島、高野と言った西祖谷境界に近い集落が中津山をバックにいい感じで点々と存在していました。

以上です。
冬の雪、春の花、新緑、秋の紅葉、晩秋のススキ。 阿佐尻は、四季折々、様々な表情が楽しめそうです。
しかもお手軽! 定期的に訪れて、また報告したいと思います。 お楽しみに。


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