天上の林道をドライブしてみました

祖谷の風景/天上の林道からの景色 祖谷の風景
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とある林道をドライブしてみました。 天上人が住んでいそうな神々しい山々が並んでいました。

余りにおごそかかなので、私はここを ”天上の林道” と名付け、その景色を皆様にもお裾分けすることにしました。 まだ新年も明けたばかり。 神聖な山々を見て、心をお清めください。

祖谷の風景/天上の林道からの景色

まずはルートですが、次の地図の採番の通りです。 詳細な場所については誤りがあるかも知れません。 およその目安と考えてください。

それと、⑯~⑳はこの記事で出て来る代表的な山の位置を示しています。 が、これって凄いと思いませんか? 天狗塚から中津山にかけてほぼ180度見渡せる事を意味します。

採番はしていませんが、西日本第2の高峰剣山も、同11位の三嶺も見ることができました。 この林道は、北東から北西に90度ターンする祖谷川の渓谷に沿って、その上流側も下流側も見渡すことができる絶好のポジションにあるのです!

①スタート 
国道439号線を京柱峠に向い、その途中で ”団体営農道” に入ります。 そこが林道の入口です。 ”ミニ四国八十八ケ所めぐり” の看板も出ています。 ”堀切大師”へ入る道と同じです。

祖谷の観光サイト/熊谷林道入口

阿佐あさ家・古味こみ集落展望ポイント
ルート上に①と似たような分岐がもう1か所あります。 そこから対岸の景色を是非ご覧ください。 平家落人伝説で有名な ”平家屋敷 阿佐家” が遠望できます。 屋敷の前に赤松も見えます。

この屋敷、屋敷からは見通しが効きますが、相手からは見えにくい絶妙の位置にあります。 それがこのポイントからはよく見える。 大変稀有な場所です。 しかもさすが落人屋敷。 背景と同化しています。 注意しないと見つけられません。

祖谷の観光サイト/平家屋敷阿佐家住宅

ついでに風景全体にも目を向けてください。 正面の集落は ”古味こみ” と言います。 漢字は当て字。 ”コミ” と言う呼び方そのものに意味があるそうです。 すなわち ”コミ” とは古来より2つの谷筋や川が落ち込むはざまを言うとか。 そして見てください、この地形。 まさに ”コミ” です。

ちなみに、ここからは老人ホームやヘリポートも見えます。 老人ホームは東祖谷で唯一のもの、ヘリポートは2か所あるうちの一つなんですよ。

天上の林道からの景色/古味集落

③祖谷川沿い風景展望ポイント

更に走ると大変見晴らしのよい場所に出ます。 祖谷川沿いに集落が並び、その先にサガリハゲ山を従えた三角頭の矢筈やはず山が見えます。 

左側には寒峰かんぽうも仰ぐことができます。 祖谷では珍しく頂上付近がなだらかで、地元の人から愛されています。 平家の落人はこの山を越えてやって来たと言われています。

天上の林道からの景色/祖谷川沿いの山と集落

④堀切大師
先々週紹介した”堀切大師”です。 その横を通ります。

祖谷の観光サイト/堀切大師

⑤中津山展望ポイント
こんな眺めのよい場所に来ました。 なんと雄大。 美しい山容の2つの山がいい感じで対峙しています。 右は西祖谷の雄 ”中津山なかつさん”、左は無名の山のようです。
※ 地元の人は ”国見山” では?と思うかも知れませんが、どうも違うようです。また調べておきます。
※ 無名だけど目立つ山はあとでもう一つ出て来るので、こちらの山は”その1”としています。

天上の林道からの景色/中津山

⑥やつまた継承の里
少し行くとこんな景色に出合います。 ”やつまた継承の里” です。 幻の雑穀と呼ばれる”ヤツマタ”。 絶滅に歯止めをかけるべく地元の人たちが継承活動をしています。 ”世界農業遺産” や ”食の世界遺産” にも指定されているんですよ。

祖谷の観光サイト/やつまた継承の里

⑦矢筈・寒峰・落合集落展望サイト
やつまた継承の里を過ぎて少し行くと、再び矢筈・サガリハゲ・寒峰が一望できる場所に出ます。 

天上の林道からの景色/矢筈山・寒峰

しかもここからは落合集落もよく見えます。 壁のようにそそり立つ矢筈・サガリハゲ。 それをバックにひっそりたたずむ集落。 まさに天上人の村ですね。

天上の林道からの景色/落合集落と矢筈

⑧中津山展望ポイント
再び中津山が見え始めます。 無名だけど目立つ山(その1)も存在感バリバリです。 実に神々しい。

天上の林道からの景色/中津山

⑨寒峰展望ポイント
寒峰が大きく見え始めます。 雄大でありながら素朴な温かみを感じます。

天上の林道からの景色/寒峰

⑩矢筈・寒峰・大西集落展望ポイント
何度も見て来た 矢筈・サガリハゲ・寒峰 の景色の手前に三角頭の目立つ山[*]が出現します。 2つめの無名だけど目立つ山です。 その斜面には大西という集落が見えてきます。
*冒頭の地図の⑳がこの山です

天上の林道からの景色/大西集落

⑪寒峰・矢筈・釣井集落展望ポイント
無名だけど目立つ山(その2)が存在感を際立たせ始めます。 その左側斜面に和田という集落が広がります。 手前側には釣井つるい集落が見え始めます。 下に ”滝の瀬橋” がうっすらと見えます。 ここが本日の最終ゴールです。

天上の林道からの景色/釣井集落

⑫寒峰~天狗塚眺望ポイント
なんと天狗塚が見え始めました(厳密には天狗峠)。 ここも寒峰同様、なだらかな山頂が地元民から愛されている場所です。 寒峰と天狗が同時に見えるなんて、天上の林道コースのクライマックスを演出してくれているようです。

天上の林道からの景色/寒峰~天狗塚

⑬天上の林道終点
天上の林道コースの終点です。 ”林道熊谷線”と書かれています。 これが正式な名前のようです。 本日は ”林道釣井中尾線” には行かず、林道熊谷線に沿って釣井集落の中を下ることにしました。

天上の林道/分岐

⑭天狗塚・三嶺展望ポイント
釣井集落の中からも山の景色が楽しめました。 ここの集落の人は毎日この景色を眺めている訳です。 うらやましい。

天上の林道からの景色/三嶺と天狗塚

⑮滝の瀬橋(ゴール)
⑪で上から見た ”滝の瀬橋” に着きました。 ゴールです。 お昼過ぎに出たのですがすっかり暗くなってしまいました。

更に行くと ”木村家住宅” の看板が見えます。 県道32号線から林道熊谷線に入る場所に掲げられています。 実は木村家、国指定の重要文化財で、熊谷線沿いにあったのですが、現在改装中です。 改装が完了したら写真を追加します。

天上の林道/入口

以上、天上の林道コースでした。

車の距離計を確認し忘れて正確な距離はわかりませんが、たぶん17km前後かと思います。 舗装された普通の道でしたが、スマホの電波は届かないところがありました。

ちなみに、以前紹介した ”天空の林道” は天空から人々の生活を見下みおろす感じでしたが、ここは天上人の暮らしを仰ぎ見る感じでした。 同じ祖谷の林道でも雰囲気が違うものですね。

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