初盆に参加して来ました

祖谷の初盆の様子 祖谷の風土・風習・文化
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以前書いた記事 ”火ぃに入れるやつとパンパン言うやつ(初盆の準備)” に続き、祖谷の初盆の様子をレポートしたいと思います。

祖谷ではこれを”ひとぼし”と言います。 たぶん、”火とぼし(火をともす)” と言う意味と思います。 予定通り8月14日に行われました。
※ただし本記事は過去3家庭の火とぼしの写真を混ぜて記載しています。

竹を持つ男性

まずはこの竹です。 前回のブログで最後に謎かけ風に終わりました。 これがどうなるかというと。。。

初盆用の棚

こうなります。 切って来た竹を使って家の近くにこのような棚を設けます。 そしてその棚にお供えものをします。

初盆のお供え1

これがお供えものの一つです。 上にある大きな葉は ”里芋”、右にあるピンク色の花は ”ミソハギ” です。 左下はナスを切ったもの、右下はお米を洗ったものです。

そして、木の枝で作ったお箸でナスを里芋の葉に乗せ、上からお米を一つまみ落とします。 その後、ミソハギの花を水に浸してナスとお米の上に垂らします。 そして手を合わせます。 これを参列者が全員が順番に行います。

ここで、ミソハギは ”みそぎの萩” と言う意味らしく、 古くから水を使った清めの儀式に使われるものだそうです。 祖谷だけの話ではありません。 お盆にミソハギを水に浸して、 その水で仏前を清める「精霊迎え」の風習が全国にある、と私が愛用するAIが言っています。

ミソハギの花期は 7月下旬〜8月中旬。 山間部に自生しているので、初盆にはうってつけの花ですね。

初盆のお供え2

お供えものにはもう一つ、このようなものもありました。 故人が生前好きだった食べ物などをお供えするのでしょうか?

初盆準備の完成

そして8月1日に作った ”火ぃに入れるやつ” と ”パンパン言うやつ” です。

火とぼしの様子

こんな感じで火をつけます。

動画だとこんな感じです。 ちょっとだけ竹の裂ける音が聞こえます。 が、あまり大きな音がせず、竹を切って来た人が責められていました。 かわいそう。

昔はまだ夜が明ける前の暗い時間にやっていました。 初めてお盆を迎える故人が場所を間違えないように、大きな火と大きな音で合図を送るのが目的だと理解しています。

豆腐と餅を使った儀式の様子

火とぼしの終盤にはこのような儀式も行わいます。 火を背にするのでしょうか? まずは豆腐、次にお餅を切ったものを受け取り、食べるふりをしたあとに後ろに投げます。 お餅は火とぼしの火で簡単にあぶってから渡されます。 これもやはり参加者全員が行います。

こちらの儀式は言われも意味もわかりません。 が、昔の祖谷では豆腐もお餅もずいぶんと貴重品だったはず。 これを惜しげもなく大地に戻すとは、あの世に行っても大事な家族に変わりはありませんよ、という強い思いを感じる風習です。 

意味については継続調査し、また何か分かったら報告したいと思います。 似たようなことをやる地域があればコメントいただけると幸いです。

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