先週なこちの話を書きました。 そこは大変 なこち な所。 祖谷の中でも飛びぬけてゆっくりとした時間が流れます。
のどか? やすらか? どれも違います。 なこち な感じなのです。 それが一番しっくりきます。
そんな なこち で先月 ”青空市” なるものが開催されました。 その様子をレポートしてみますので、是非皆さんも なこち な気分を味わってください。

青空市本番、私は開始時刻から参加しました。 しかし案の定ひまでした。 スタッフ以外、誰も来ません。
仕方がないので椅子を出し、ぼんやりと景色を眺めることにしました。 それにしてもいい天気。 無性にビールが飲みたくなります。
「ビール飲みて~」。 独り言を言うと、「ありますよ」と背後から天の声。 なこちの持ち主で、出店者の一人でもあるMなぶ君が、キンキンに冷えた缶ビールをサービスしてくれました。
真っ青な空。 心地よいそよ風。 きれいな景色。 そして朝からビール。 いきなり至福の時を迎えます。

そうこうしているうちに上の駐車場辺りから話し声が聞こえ始めます。 お客さんです。
私と入れ替わりで祖谷を出て行ったテッちゃん家族でした。 ちょうどお彼岸だったので墓参りに帰って来たのだそうです。
いかついガタイと威圧感ある風貌のテッちゃん。 長年真面目に務めあげた肉体労働の成果です。 そして私のことを ”白兄ちゃん” と呼びます。 違和感バリバリです。
そんな強面のテッちゃんとノッポさんのような私が ”祖谷クイズ” で遊びます。 さぞや異様な光景だったことでしょう。
テッちゃんが引いたクイズは ”江戸時代に祖谷を支配した一族は?” でした。 奥さんからの叱咤と叱咤と激励を受けて、あぁでもない、こうでもないと苦しみます。 どうしても答えが喉元から上がってこないテッちゃん。 もがき、のたうちます。
そして結局答が出ません。 まんまと策にハマったテッちゃん。 「これで勉強してね」と、よびごと案内人並びに三好ジオパークのパンフレットを渡します。 答えられないと罰として受け取るルールになっているのです。
これをたくさん配布するのが私の目的。 作戦的中です。 関係者の皆さん、パンフレットを罰ゲームに使ってごめんなさい。

そうこうしているうちに少しずつ人が来始めます。 市役所勤務のNお君のお嬢さんも来ました。 彼女は高校3年生。 なんとテッちゃんの次女と同級生とか。 奇跡的な再開に二人は抱き合って喜びます(墓参りにはテッちゃんの次女も同行していた)。
ひとしきり盛り上がった後の間隙を縫って、私が祖谷クイズに誘います。 そして案の定答えられません。 またまた作戦成功、パンフレットの餌食です。
しかし彼女は食い下がります。 「オセロなら負けない」と言うのです。 挑戦を受けました。
自信があると言ってもそこは女子高生(JK)。 一打ごとに一喜一憂、精神状態が手にとるようにわかります。
一方、こちらは百戦錬磨の前期高齢者。 JKになど負けていられません。 容赦もしません。 完膚なきまでに打ちのめしにかかります。
が、最近のJK、侮れません。 喜怒哀楽は見せかけだったのでしょうか? いつのまにか私は策略にハマり、追いつめられます。 焦る私。 ほくそ笑むJK。
しかし、全集中から放ったやけくその一手が功を奏します。 一気に立場は逆転し、1枚と言う僅差で勝利しました。 そしてわざと接戦にしてあげたかのようなふりをしてパンフレットを渡します。
「また来年もおいで」。 そう言いながら、来年はオセロは持ってくるのやめようと思う私でした。
JKが去ると今度は地元の小学6年生のY帆ちゃんがお父さんと一緒に訪れます。 そしてポカポンゲームを目ざとく見つけ、「なにこれ?」と近寄って来ます。
作戦成功。 これは小学生向けの罠です。
何を隠そう、私はこの夏、妹一家とのポカポンゲームトーナメントで優勝したディフェンディングチャンピオン。 これでボコボコにやっつけ、「お家の方に持って帰ってね」とパンフレットを渡す作戦です。
と言うことで、私たちはさっそくポカポンゲームをやります。 が、あっと言う間に完敗します。 小学生と反射神経の勝負をしたのが間違いでした。 彼女たちは日頃ゲームで鍛えています。
あちらは鼻歌交じり。 こちらは真剣。 でも相手になりません。 そして景品も取られました。
が、そこは小学生。 他のイベントに夢中になって景品を忘れて帰りました。
よし、損得なし。 と言うことは引き分けか。 自分をごまかします。
Y帆ちゃんが別の場所に行くと、再び入り口から賑やかな声が聞こえます。 近藤さんちのTむぎちゃんとJんぎ君です。 友達も連れてやってきました。
お母さんが大の祖谷好きで、わざわざ横浜から移住してきました。 そんなお母さんに育てられたこの二人。 当然祖谷のことが大好きです。 NHKの小さな旅で特集されたこともあり、ナレーターがそのように紹介していました。
そして祖谷好きが大好きな私。 以前からこの二人に会いたくて仕方がありませんでした。 それが思いがけず、突然会うことができました。 なこちは出会いの場でもあるようです。
お近づきの印に私はポコポンゲームに誘います。 高等専門学校2年生の弟が受けてくれました。
そしてさすが高専生。 すぐにコツを体得します。 このゲーム、相手がハンマーを振り下ろしたその瞬間に打ち込むのがコツなのです。 なので決して自分から打ち込もうとしません。
互いににらみ合いが続きます。 先に動いた方が負け。 まるで巌流島の決闘です。
仕方なく私は陽動作戦に出ます。 おれおれとハンマーを小刻みに動かします。 つられたJんぎ君が打ち込んできます。 そこに私がカウンターを打ち込みます。
トリプルクロスカウンター! あしたのジョーの要領です。 私が勝ちました。 イエイ!
以上、1日目の様子でした。 2日目は次週です。 乞うご期待!

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