祖谷には暗黙の交通ルールがある

電光表示板 祖谷の観光
当サイトには広告が含まれています。

先日祖谷の道を運転していたら ”わナンバー(レンタカー)” の車に追いつきました。 先方は祖谷の道に不慣れなお客さま(観光客)。 私の後ろにも何台か車の列ができました。


大変狭い祖谷の道。 追い抜こうにも抜けません。 無理をすれば抜けますが、それでは前を行くお客様(観光客)がびっくりしてします。

若い頃ならパッシングし、右にウインカーを出し、”抜かせて!サイン” を送っていました。

が、今はのんびりしたものです。 特に急ぐ必要もなければ、そこまでして抜く気力も湧きません。 煽り運転と思われるのも不本意です。

と言うより、むしろ相手の方に気を使ってしまいます。 ずっと後ろにつくことで、ストレスを与えていないか、恐怖心を与えていないか?

なので、できるだけ車間距離を空けてついて行きます。 見えなくなる位まで下がればよいのですが、「できたら抜かせてほしい」とも思っているので、存在に気づいてもらえる程度の距離は維持します。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

くるまにのって (幼児絵本シリーズ) [ 岡本雄司 ]
価格:1,100円(税込、送料無料) (2026/10/20時点)


こうして20分程ついて走りましたが、前は丁寧な運転をされる方かた。 祖谷の道はところどころ両側2車線(片側1車線ずつ)になっていますが、そんな道でも律儀に自分の車線を走ります。

一方こちらはセンターラインをはみ出したり戻ったり。

2車線の場所でもクネクネ曲がりくねった祖谷の道。 右カーブではセンターラインをはみ出した方がクネクネ度合いが緩和されます。

もちろん対向車が来てないことを確認してのことですが、殆ど対向車は来ない祖谷。 大抵のカーブでこのようなハンドル操作をしています。


しかしふと思います。 これは煽り運転と誤解されないだろうか?

と言うのは、センターラインを行ったり来たりしながら前方の車について走っている訳です。 前の車からすると煽られていると勘違いするかも知れません。 だとすると心外だなぁ、などと思い始めます。

こちらは気を使って運転し、あちらは焦って運転する。 このボタンの掛け違いは何だろう?

地元の人同士だとこのような心の摩擦はありません。 そうか、だったら地元の人がどういう運転をするか、記事にしたらよいのでは? そのように思い始めます。

と言うことで、書いてみます。 地元の人の運転マナーです。 暗黙の交通ルールと言ってもよいかも知れません。 最低限4つ知っていれば概ね大丈夫と思います。


(1)後ろに車がついたら道を譲る

祖谷の人は、後ろに車が付いたらすぐに道を譲ります。 そうすることで、互いに自分のペースで運転できます。 ただでさえ危険が多い祖谷の道。 前後を走る車にまで気を使いたくはありません。

気持ちの問題だけではありません。 数珠じゅずのように後ろに車が溜まっていく場合があります。 この状態で対向車に出遭うと大変です。 狭いところだとニッチもサッチもいかなくなります。 数珠繋ぎ同士が出合ってしまうと更に最悪です。

そんなこともあって、地元の人は、後ろに車がついたらすぐに道を譲るのです。


(2)苦労の少ない方がバックする

祖谷には対抗できないくらい狭い道がたくさんあります。 そんな場所で鉢合わせしたらどちらかがバックしないといけません。 祖谷では苦労の少ない方がバックするのが暗黙のルールです。

苦労が少ない方とは何か? 車が小さいとか、すぐ後ろに広い場所があるとか、後続車がいないとか、そんな感じです。

運転に慣れているかいないかと言うのもあります。 当然慣れている方がバックの苦労が少ない訳で、観光客と出合ったら、大抵の場合、祖谷の人がバックします。 相手が祖谷の道に慣れているかどうかは結構すぐに見分けがつきます。

が、相手にバックを要求することもあります。 相手のすぐ後ろに広い所があったり、自分の後ろに大型車が付いている場合などです。

という事で、相手が徳島ナンバーで、確信を持ってバックを要求して来たら、地元の人の確率が高いです。 頑張ってバックするようにしましょう。

それでもどうしてもバックが怖いと言う方は、”すみませんが、そちらがバックしてください” とボディアクションで示してください。 よほどの事情がない限りバックしてくれると思います。


(3)待ってくれている車を待たせ過ぎない

祖谷の人は狭い所ですれ違うのが得意です。 車幅がどれくらいあるかは感覚的に沁みついています。

しかしそんな特技を発揮するのは必要に迫られた時だけです。

基本的には、前方に車影を見つけたら、広い場所に停車して対向車を待ちます。 ”どこに広い場所があるか”、”どちらが待機すべきか”、みな頭に入っています。 なので、阿吽あうんの呼吸でやり過ごします。

しかし観光客が運転手の場合はそんな訳には行きません。 この呼吸が乱れます。 待ってるのに来てくれなかったり、わざわざ狭いところで対向しようとしたり、色々です。

特に多いのは狭い所で車を停めて動かなくなる方です。 こちらが待機してても来てくれません。 ”動いていなければ過失はないですよ”、そのようにレンタカー会社から言われているのかな?と思うほどです。

そんな場合我々は、通れそうなら行きますが、結局、相手の運転手さんにもっと左に寄るなどリスクを負ってもらう必要が生じます。 うろたえる運転手さん。 申し訳ないと思いますが、こうなってしまうと頑張ってもらうほかありません。

と言うことで、相手が広い所で停まっている場合は躊躇せずに突っ込むことをお勧めします。 むしろいつもよりスピードアップして近づいてください。 待っている相手を待たせ過ぎない。 これが暗黙の交通マナーになっています。

加えて、通過の際は、軽く手を挙げるなり、クラクションを鳴らすなり、感謝の意を表わすと更によいです。


(4)祖谷では”対向車注意”のランプが点滅していたら停止して待つ

狭い道には電光表示板が設置されている所もあります。 次の写真のような表示ランプが点灯してたら車を停めて待機してください。 前から車がやってきます。

対向車注意とか、大型車侵入とか少し抽象的な表現をしています。 が、それは「止まって待て」という意味ですのでご注意ください。

ゆめゆめ、対向車に注意して進んだりしてはいけません。

祖谷の信号

以上です。参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました