祖谷をドライブしていると、サイクリングしながら観光しているお客様をよく見かけます。 そこでそのような皆様のために、祖谷でお奨めのサイクリングコースについても記事にしていきたいと思います。
本日はその第一弾。 剣山登山口(見ノ越)から祖谷口という祖谷の入り口まで、祖谷川沿いの幹線道路を一気に駆け降りるコースです。 これは昔紹介したK君が実践していたもので、自転車を漕ぐことをできるだけ避けたい人にはイチオシのサイクリングコースです。
※ただし距離があります。一気には無理という人は宿泊しながらどうぞ。祖谷の宿泊先はこちらにまとめております。
※途中で昼食なども必要なるかと思います。祖谷のお食事処はこちらに記載しています。
コース概要
- 剣山登山口(見ノ越)、または奥祖谷二重かずら橋までバスで行き、そこから祖谷街道沿いの観光スポットを楽しみながら自転車で下るコースです。
※祖谷街道とは大正時代にできた祖谷川沿いの幹線道路を言います
※阿波池田8:15発の四国交通バスに乗って10:16に久保に着きます。そこから久保10:20発の市バスに乗りかえて奥祖谷二重かずら橋10:52着、または剣山11:10着をサイクリングのスタートとします。 - 終点は ”祖谷口駅” としています。距離は剣山登山口からだと56km、奥祖谷二重かずら橋だと距離49kmです。
- 標高は祖谷口駅が132m、剣山登山口が1410m、奥祖谷二重かずら橋が1018mです。 標高差にして各々約1300mと900mで、ずっと下りです。 楽ちんだと思いますよ。
- 折り畳み自転車じゃないとバスには乗せられないものと思われます。 足に覚えのある方ならジョギングしながら下るのもよいかと思います。
- 以下にコース案を示しますが、ここで示したのは幹線上にある観光スポットのみです。例えば、落合集落展望所や平家屋敷阿佐家などは幹線から離れて林道を登らないといけないのでルートに入っていません。
剣山登山口(見ノ越)

祖谷には外界とつながる主な峠が4つあります。 ここはそのうちの一つです。 標高は1410mです。
祖谷では標高1000mを越えたところには人が住みません。 したがってここを出発点とすると暫くの間原生林の美しい風景が続きます。 人の手が入らないからです。 そんな景色を楽しみたい方は見ノ越を出発点としてぜひどうぞ。
次の奥祖谷二重かずら橋まで7.3kmです。
奥祖谷二重かずら橋

ここで標高1000mくらいです。 まだ民家はありません。 原生林の中に掛けられたかずら橋。 是非お楽しみください(詳細はこちら)。 観光スポットの見学を重視したい方はここを出発点として計画建てるのもよいと思います。
次の目的地かかしの里までは3.3kmです。
かかしの里

かかしの里の楽しみ方についてはこちらに詳しく書いています。 これを参考にご堪能ください。
次の目的地平谷の堰堤群までは1.1kmです。
平谷の治山堰堤群

私のWebサイトでしか出てこないような秘密の観光スポットです。 地すべり対策用の治山堰堤なのですが、”後世に伝えるべき治山60選”にも選出されている名堰堤なんですよ。 詳細はこちらを参照ください。
次の目的地菅生大橋堰堤群までは1.6kmです。
菅生大橋治山堰堤群

菅生大橋という大きな橋に差し掛かったら川の上流を見てください。 札幌は大通り公園を彷彿させるようなこのような堰堤群が視界に入ります。 結構荘厳です。 是非お写真に収めてください。
この辺りは急流がゆえに地すべりが多いところ。 したがって自転車は漕がなくても転がります。 なるほど堰堤が多いわけだ、と実感できます。
次の目的地虹の谷までは3.7kmです。
虹の谷

晴れた午前であれば必ず虹がかかっている谷です。 午後一くらいでもギリ大丈夫です(季節によります)。 虹を見たい方は急いでここまで進んでください。 詳細はこちらにも記載しています。
次の目的地落合集落下条までは4.5kmです。
落合集落下条

祖谷では珍しく両側に家が並んでいます。 ここは落合集落、東祖谷の中心地のひとつです。 右へ上がる里道や林道を行くと有名な落合集落が開けていますが、林道は本日のコースでは対象外としています。 恨めしく思いながら通り過ぎてください。
次の目的地東祖谷小中学校までは1.9kmです。
東祖谷小中学校眺望

幹線道路をそのまま下ると左に上のような景色が見えるところを通ります。 これは東祖谷で唯一の小中学校です。 生徒数が小学校6人、中学校7人の計13人です。 木造建築の綺麗な建物ですので、是非横目に観ながらお進みください。
学校上空には落合集落も見えています。 先ほど恨めしく思いながら通り過ぎた天空の集落です。 ここから眺めることで少しだけ留飲を下げてください。
次の目的地東祖谷歴史民俗資料館までは2kmです。
東祖谷歴史民俗資料館

東祖谷の歴史や民族の記録が展示されています。 良かったらお立ち寄りください。 詳細はこちらです。
この地は京上と言って東祖谷で一番栄えた集落です。 平家の落人伝説が残る地でもあります。
資料館の建物を出たら、分岐を右に進み、街の中をお進みください。 しばし幹線(439号線)とはお別れです。
次の目的地やまがら文庫までは500m程度です。
やまがら文庫

旧道を使って京上集落の中を行くと”京上下”という停留所があります。 そこから川側を覗いてみてください。 徳島県立池田高校祖谷分校跡が見えます。 その中はやまがら文庫と言って立派な私設図書館になっています。 よかったらお立ちよりください。 祖谷でも本が読めるようにと主催者の熱い思いが伝わってきます。
次の目的地マンプまで3,3kmです。
マンプ

やまがら文庫を出て旧道を下流側に進むと橋が出てきます。 この橋を渡ると幹線道路(439号線)に戻るのでそのままお進みください。 そして京上トンネルを抜けた分岐を右に進みます。 439号線とはおさらばして県道32号線に進みます。 龍宮トンネルというものに当たりますのでそこは通らず、手前の分岐を左にお進みください(すぐにまた分岐が出てくるがそこは右側を選択)。
すると写真のような大きな岩の屋根があるところにでます。 ここはマンプと呼ばれるところです。 詳細はこちらを参照ください。
次の目的地龍宮橋もすぐそこです。
龍宮橋

写真に小さく映っている橋が龍宮橋です。 大変きれいな渓谷が見物できます。 秋は紅葉もきれいです。 是非お立ち寄りください。 詳細はこちらです。
橋を楽しまれたら元来た道路を道なりに更にお進みください。 龍宮崖公園観光案内所につきます。
龍宮崖公園観光案内所

ここは地元の人が観光案内をしているところです。 飲料水やカップ麺なども置いています。 トイレ休憩も含め、是非ご利用ください。
次の目的地ミツマタ畑まで3.5kmです。
ミツマタ畑眺望

龍宮崖公園観光案内所を出て幹線道(県道32号線)を更に下流に進み、井下建設を過ぎるとこのような眺望の場所に出ます。 ミツマタ畑です。 かつての祖谷では重要な現金収入の一つでした。 和紙などの原料になるのです。
ミツマタ畑を越えると栗寄という土地まできれいな自然が続きます。 対岸や川の景色などを楽しみながらお進みください。
次の目的地祖谷のかずら橋までは4.3kmです。
祖谷のかずら橋

祖谷で一番の観光地です。 是非お楽しみください。 詳細はこちらに書いた通りです。 琵琶の滝もお楽しみください。
次の目的地一宇のストレートまで3.5kmです。
一宇のストレート

ここは一宇という集落です。 西祖谷の中心地です。 そしてここは祖谷で一番長いストレートです。 大変貴重なまっすぐな道。 是非ご堪能ください。
ここを過ぎると民家が無くなります。 あんなに立ち並んでいた家が忽然と姿を消すのです。 その話の詳細はこちら。
と言うことでここから長い祖谷渓に入ります。 14km続きます。 祖谷の渓谷美、ご堪能ください。
次の目的地ひの字渓谷展望所まで2.5kmです。
ひの字渓谷展望所

ひの字渓谷です。 空から見ると川の形がひの字をしています。 詳細はこちらです。 名前の由来も含めてお楽しみください。
次の目的地ホテル祖谷温泉眺望まで1.1kmです。
ホテル祖谷温泉遠望

先ほど14kmに渡って民家ゼロと書きましたが、商業施設は1軒だけあります。 それがホテル祖谷温泉です。 そしてここはその祖谷温泉を眺望できる場所。 川岸に露天風呂があり、左側の斜面をケーブルカーで降りていきます。 ラッキーするとケーブルカーが上下する姿が見えるかも知れません。
次の目的地小便小僧まで1.7kmです。
小便小僧

小便小僧です。 ひの字渓谷とならば祖谷渓人気のスポットです。 詳細はこちらを参照ください。
次の祖谷渓展望台までは2.9kmです。
祖谷渓展望台

小便小僧を見終わるとこのような渓谷美が続きます。 そして一番眺めがよいと言われているのがここ祖谷渓展望台です。 是非お楽しみください。
次に祖谷渓最後の眺望まで3.8kmです。
祖谷渓最後の眺望

祖谷渓は一般に出合という集落までと言われています。 その出合の少し上流側にこのような景色が見える場所があります。 モミジなどが植林され、特に秋は絶品です。
以上です。
出合を過ぎると終点の祖谷口駅まで5.1kmです。 後は列車を利用するなり、引き続きサイクリングするなり、ご自由にお過ごしください。

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